ジリリリ、ジリリリ、ジリリリ・・・。
ばん、と大きな音が響き渡る。
私は必死になりながら、
私の睡眠を妨げる原因を探り出す。
「・・・まだ7時・・・」
そう呟きながらもう一度掛布団を掛けなおそうとした。
が。
「・・・あ」
むくっと起き上がり、私は大きな欠伸を漏らす。
「今日は授業があるんだっけ」
本日はゴールデンウィーク真っ最中。
その中間に入り込んできた、唯一の平日にあたる。
不運な事に、松本先生の“哲学基礎”が、私を待ち構えていた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…