とある場所


「始末は済んだのか?」

「まぁね。」

「ライカはまだか?」

「あいつを始末するのは私は聞いてないけど、今は生徒会に守られてるから簡単に手は出せないかも。」


「帰り道は?」

「無理ね。

常盤とか言う新しい生徒会メンバーが護衛してるわ。


それに、あいつ、私に気付いてるみたいだった。」


「こっちも生徒会メンバーの新しい二人を調べさせたが、奴らの経歴も能力も不明、ただ、学園との繋がりがある。

コネによる入学らしい。」


「コネ、か。

確かに、正義のヒーローを気取る生徒会よりも楽しいかもね。」


「成宮、お前の働き次第でこの学園を仕切れる。

なんとしてでも、生徒会を潰せ。」


「解ってる。

そうねぇ、一人ずつ、消して行こうかしら。」


「任せたぞ。」

「じゃあね。」




「成宮ごときに頼るのか、龍道(りゅうどう)?」


「まさか。

奴にあの計画は教えてないが、奴が生徒会を潰すならそれで十分だ。」



「俺としては、計画が発動できる方が愉快だがな。」