屋上
「幸大。」
常盤が呼ぶ。
「常盤か。
あいつは?」
「とりあえず救急車に運ばれたわ。
私が救急車を呼んでる間にしてた話を聞いたわ。」
「そうか。」
「獣化。
今回ばかりは私が頑張ろうか?」
「いや、大丈夫だ。」
「…そうね、もし、幸大が暴走しても生徒会の皆は止めてくれるわ。
私は必要ないみたい。」
「俺は暴走しない。
あの時、お前が助けてくれた時から決めてる。」
「そう。」
「だけど、もし暴走しても、お前にも助けを求めたいけどな。」
「ふふっ。
もちろん、任せて。
そうねぇ。
どうぞ。」
膝を叩く。
「まさか?」
何も言わずに常盤が微笑む。
「目を閉じてね。」
幸大の目を片方の手で抑え、もう片方で頬を撫でる。
「幸大は強いわ。
それに私もいる。
さらには仲間もいる。
だから、貴方は自分にも負けない。」
幸大は静かに眠りに就いた。
時同じく、中庭。
「だけど、一体?誰が何のために?」
「粛正だよ。
僕が受けるはずだった。」
「幸大。」
常盤が呼ぶ。
「常盤か。
あいつは?」
「とりあえず救急車に運ばれたわ。
私が救急車を呼んでる間にしてた話を聞いたわ。」
「そうか。」
「獣化。
今回ばかりは私が頑張ろうか?」
「いや、大丈夫だ。」
「…そうね、もし、幸大が暴走しても生徒会の皆は止めてくれるわ。
私は必要ないみたい。」
「俺は暴走しない。
あの時、お前が助けてくれた時から決めてる。」
「そう。」
「だけど、もし暴走しても、お前にも助けを求めたいけどな。」
「ふふっ。
もちろん、任せて。
そうねぇ。
どうぞ。」
膝を叩く。
「まさか?」
何も言わずに常盤が微笑む。
「目を閉じてね。」
幸大の目を片方の手で抑え、もう片方で頬を撫でる。
「幸大は強いわ。
それに私もいる。
さらには仲間もいる。
だから、貴方は自分にも負けない。」
幸大は静かに眠りに就いた。
時同じく、中庭。
「だけど、一体?誰が何のために?」
「粛正だよ。
僕が受けるはずだった。」