「皆、行くわよ!

私と楓、姫は援護に回るわ。

風牙と幸大は缶と奴を仕留めなさい!


叶は防御陣の用意、圭吾は彼女を救出して防御陣の中に!」


「「了解」」


「行くぞ、風牙!」

「御意!」



「ハハハハッ!


これはただの戦闘じゃない。

戦争開幕の花火だ!」


バラバラッ、


大量に缶を投げる。



「全てを射ぬけ、アッキヌフォート!」

ヒュッヒュッヒュッ、


「邪なるモノを射かけよ、破弓!」

ヒュンッ、ヒュンッ、


「奴の操作よりも早く缶を斬ればよい!」


スパッ、スパッ、


「缶の爆発よりも先に缶を潰す。」


メキメキッ、ビキッ、


缶が勝手に潰れていく。



「救出しました!」



「奴の缶はどこから出て来るんだ?」

「確かに、おかしいですね?」



「近くに透明人間でもいるのかしら?」


「スケルトンの能力は現在はこの学園にいません。」

「それに、人の気配もない。」


「テレポーターの可能性が高いですね。


この学園では一人。

しかも彼らのグループに物質のテレポーターがいます。」


「物質ってことは自分はできないのか?」

「無生物のみです。」