翌日

楓の自宅

「いらっしゃい。

案内するね。」


複数ある部屋の一つに通された。

「よう、久しぶりだな。」

「あ、この前の海の、

確か沖田さんでしたね。

お久しぶりです。」

「幸大が他人に敬語を使ってる!?」

常盤が驚く。

「沖田さんが皆さんに色々教えてくれます。

皆さんも顔見知りの方に教わる方がやり易いと思いましたから。」

「おし、じゃあ早速始めっか。

金魚すくいの救い板から教えてやる。

これを触る時は当然、濡れた手では触るなよ。

それから、糊付けはこの紙にじゃなく取り付けるプラスチックの方に糊をつけろよ?

糊がはみ出し過ぎたモノは使い物にならねぇからな。」




説明を踏まえ、様々な技術を学んだ。


「へぇ、上手いもんだな。

ヨーヨーの作り方はちと難しいと思ったが子供は学習能力が高いんだな。

うちの新入りよりも上手いぜ。」