「なぁ、常盤姫。」

「久々の呼び名ね。

何かしら?」


「お前は、神になったことを後悔してるか?」

「後悔なんかしてないわ。」

「そうか。」

「確かに、他の人の死を見ないといけないけど、幸大がいる分、私は幸せよ?」

「なら、良かった。」

「でも、不満はあるわ。」

「不満?

何が不満なんだ?」

「欲求。」

「な!?お、お前!?」


「冗談。

本当は、貴方が、あの時以来、私を好きだとか愛してるとか言ってくれないことかしら?」


「…おやすみ。」

「分が悪いからって…。」