VSライカ


「…。」

「なんか喋ってよ…。」

「…、死ぬ人に心行くまで語らせてあげようと思ったのよ。」

「死ぬ?

僕が?

君が、でしょ。」

「調べはついてるわ。

ライカ=ファラディス、

あれ、ファラデス…だったっけ?」

「調べがついてるんじゃなかったの?

まぁ、名前なんか、これから死ぬ奴には関係ないでしょ。」

「雷人間、

私達は耐性があるわ。

貴女は私に勝てない!!」

走り込む。

「それは僕のセリフ!!」

バリィッ、

右手に雷が集まる。

「無駄よ!!」

「ロケットパンチ!」

バリィッ、

ドッ、

「ガッ!?」

「顔面が殴られただけで、膝、付かないでよ。」

「何で、雷はきかな…」

「雷は効かなくても、普通のパンチは効くよね?

肘の部分だけ雷にする。

雷の速度で打たれるパンチは痛いでしょ?」

「クッ…」

「それっ!」

バチッ、

雷に乗りナイフが敵を刺す。

「この程度で…

なっ!?」

敵がライカの方に引っ張られる。

「電磁石って知ってる?」

「しまった!?」

「これも知ってる?

雷は高熱も帯びてるんだ。


電光石火、炎拳!!」


顔面に拳がめり込み、砂に変わった。

「四連勝ね。」