「フッ……」

マネージャーに失笑された。


耳に熱をおびているのが分かる。

勢いよく飛び出していっただけに、恥ずかしい。




「陸斗くん…だっけ?」

マネージャーは俺の名前を呼んだ。


恥ずかしさと気まずさで早く帰りたい気分でいっぱいだ。

「……はい…」




「じゃあ、また明日ね。」


俺はバスケ部員になった。