「あの、すみません。」

「ん?」


マネージャーがホワイトボードを消しながら、こちらを振り向いた。

やはり、小さい。


「自主練とか、今からできないですか?なんだかボールいじりたくて…」

「あぁ、自主練ね。いいよ。あたしも今から用あるから部室開けとくし。」



はい。っとボールケースから一球のボールを渡された。

バッシュを履いてマネージャーと体育館まで行き、ゴールを出してもらって練習を始めた。


他の部も今日はミーティングだけみたいだが、各部何人かは自主練をしていた。

ハンド部にいたっては、体育館で練習しているのを始めてみた。