入部手当ても済み、俺はバスケ部員となった。

涼太も結局バドミントン部に入っていた。





バスケ部は新入生が16人いた。
先輩は、三年生が4人、二年生が7人いた。

部員が27人に対し、マネージャーは新入生が3人、二年生が1人だった。



俺と一緒に並んだ15人には、身長が180cmありそうなやつや、俺よりもわずかに小さいやつ、大会とかで見覚えのあるようなやつも中にはいた。




初日は部室でミーティング、自己紹介から始まった。

1人1人、クラス名前とポジションと出身中学を言うだけの簡単な自己紹介だ。


自己紹介が終わると、部活の方針や総体の目標を先輩方が決め、体育館の利用について先輩マネージャーから説明があり、今日は解散となった。

先輩方はすぐに帰っていった。

一年生も帰っていいのか様子をうかがっていたが、みんなポツリポツリと帰った。


バドミントン部も同時ぐらいに終わったみたいだが、俺はなんとなく帰る気になれなくて、涼太には先に帰っててと伝えておいた。