「いい加減にしろぉぉぉ~!!!」

私は思わず………
ハイ、急所を狙っちゃいました☆

男はうっと唸るとバターンと倒れた。

「自業自得だ、コノ野郎!!」

清々しい顔で倒れた相手を見ると……

「きゃあぁぁぁ!?九一だったの!?」

そこには九一がいた。

ちなみに九一は晋作が通ってた松下村塾で一緒に勉強してたらしくて、晋作と仲が良かった。

落ち着いた雰囲気の九一はお兄さんって感じで私ともすぐに仲良くなった。

ただ……何もかも完璧にできそうな九一でも、欠点が一つだけあった。

それが、これ!!
かなりの低血圧で相当寝起きが悪いという事!!

たぶん今回も私と布団を勘違いしたんだろうな……

助けてくれたのは体が勝手に動いただけで。