それにしても……
何で誰も起きねぇんだよ!?

私に対する新たなイジメか!?

むさ苦しい男共と四六時中一緒に生活している内に、私はすごく男らしくなったような気がする……。

今の私は軽く女を捨ててるからね……。

「いい加減、起きろぉぉぉ~!!」

襖を勢いよくバッと開ければ、何とそこには……

「うわ!?梓さん!?」

お着替え中の男共☆

私はすぅっと息を吸った後……

「起きてるなら返事しろぉぉぉ~!!
おかげで見たくないもん見ただろうがぁぁぁ!!」

おもいっきり怒鳴った。

(ヒィ!おっ……鬼!)

「「すっ……すいませんでしたぁぁぁ!!」」

隊士たちは梓の鬼のような顔を見て一斉に謝った。

梓は不機嫌なまま部屋から出ていった。

(普段はおしとやかで可愛いのに……この差は何なんだ!?)

隊士たちがそんな事を思っていたなんて知らずに。