~時は流れて半年後~

「皆さ~ん、起きて下さ~い!朝ですよ~!」

私は屯所の中を走り回っていた。

日本に着いた私たちは松原さんたちに別れを告げた後、真っ先に長州に行き奇兵隊を作った。

まぁ、いろいろと問題もあったけど、無事に作る事が出来て良かったと思う。

最近は隊士も増えてきて嬉しいしね♪

私は女中兼剣術師範として働いている。

全国大会で賞状を貰った(しかも優勝で)私の腕は、この時代でも結構良い方だったみたい。

けど、人を斬った事はまだない。

自分の身や晋作を守るために、いずれその時は来るんだろうけど……

私はその覚悟が出来ているのだろうか?

毎日そんな事を考えながら暮らしている。