「絶対に嫌だよ!!」

気づけば私は怒鳴っていた。

晋作と離れるなんて考えられない!

「私は晋作と共に生きていくって誓ったんだよ!?
それなのに……

嫌だよ……離れたくない……」

晋作は困った顔をしている。

それでも私の気持ちは変わらない。

「自分の身を守る力くらいなら私にもあるよ!!
だって未来じゃ剣道とか武術をやってたんだもん!!

これでも全国大会で賞状貰ったんだよ!?」

私はお母さんに認めてもらいたい一心で、習い事には一生懸命取り組んだ。

そして、どの習い事も優秀な成績を収めた。

……結局お母さんは私に振り向いてくれなかったけれど。

「私は……晋作が側にいなきゃ……耐えられないよ……」

晋作は私を救ってくれた人だから……。