それでも佐助は満足そうな顔をした。

「短い……間……だった……けど……楽し……かった……よ……。


梓……あ……りが……と……う……。


ずっと……あ……い……して…る……か…ら……ね……」

そう言ったきり、佐助は動かなくなった。

「あ……起き……てよ……ねぇ、起きてよ……。
なんで寝てるの!?
早く起きて!?

起きてよぉぉぉ~!!」

私がどんなに揺すっても佐助は起きない。

とても穏やかな顔で眠っている。

「嫌ァァァァ~!!」

私は佐助を抱いたまま、大声でわんわん泣いている。

そこに、刀を持ったさっきの男が現れた。

「あ……あ……お前の……せいで……!!

うおぉぉぉぉぉぉ!!」

気づいた時にはもう遅かった。

刀は私の真上にきている。



……私ももう終わりかな?
佐助……すぐそっちに行くからね?