お母さんからの虐待が終わった後、私は家をとびだした。
本当はお母さんが出ていく私を止めてくれるんじゃないか、私を抱きしめて、今までの事を泣きながら謝って、もう一度二人で一緒に暮らそう―そう言ってくれるんじゃないかと、期待してた。
だけど……
やっぱりお母さんは、何も言ってくれなかった。
むしろ、出ていく私を見て…これで肩の荷がおりた、とでもいうようにせいせいした顔で笑っていた―。
やっぱり私は……
お母さんには必要ないんだね……。
お母さんに必要なのは、お母さんを優しく包む、男の人だからね―。
本当はお母さんが出ていく私を止めてくれるんじゃないか、私を抱きしめて、今までの事を泣きながら謝って、もう一度二人で一緒に暮らそう―そう言ってくれるんじゃないかと、期待してた。
だけど……
やっぱりお母さんは、何も言ってくれなかった。
むしろ、出ていく私を見て…これで肩の荷がおりた、とでもいうようにせいせいした顔で笑っていた―。
やっぱり私は……
お母さんには必要ないんだね……。
お母さんに必要なのは、お母さんを優しく包む、男の人だからね―。