「だってそうでしょ?
あなたが私の目の前にいるって事は、私が死んだって事になるじゃない」

高杉の態度にムッとした私は、少し怒ったように言った。

「なんだよ、それ!!
俺がもう死んでるみたいな言い方じゃねぇか!!」

さすがに高杉も死人扱いをされて機嫌が悪くなった。

「……!?だって、高杉晋作はもう死んでるはず……」

そこまで言って、私はもう一つの可能性を思いついた。

この男が本当に高杉晋作で、まだ生きている―というのならば……