「大和っ!」


彼女は嬉しそうに笑って俺の元に走ってくる。



「優奈、どうした?
走ってくるから、髪ボサボサだぞ?」

「え!?嘘!!?」

慌てて髪を手ぐしで梳かす姿すらかわいい・・・。



俺、椎名大和。



「優奈、なんか良い事あったのか?」

「うん!あ、あのね!!驚かないで聞いてよ?」


かなり優奈は興奮してる。

どうした?何があった?

そんな焦らないでも俺はちゃんと聞くのに・・・。