その日は女の子に手を振って

「おっはよー♪」

とくしゃっと笑う。




だ、誰・・・!?


女の子が真っ赤になって全員固まった。

あたしもその中の1人だ。



「弥生、なにスキップなんかしてんだよ?」

と、東山蜜花が爽やかに笑った。

「だってぇ♪楽しくって仕方ないんやもん!
朔也だって分かるやろ!!?」

と、高野弥生が犬になってた。

あのときは猫だったのに・・・っ

人ってこんな簡単に変わるもんだなぁ。



「なんでお前は朝からそんなにハイテンションなんだよ・・・?」

と、佐伯朔也が眠そうに欠伸をしながら言う。