急いで物陰に隠れた。






チラリと見えた高野弥生の横顔は、


泣きそうな、悔しそうな顔をしていた。









しばらくの間そこでボーっとしてた。

そしたらあの2人も出て来た。



「朔也、アイツのことどうするつもり?」

「どうもしねえよ」

「けど・・・っ」

「アイツがしたいようにすればいい。」

「朔也さぁ、なんでアイツを家におこうとするわけ?」

「蜜花、ちょっと黙っとけ。」


それっきり2人は喋らなかった。


2人が居なくなったら、腰がふっと抜けてしまった。


その瞬間ばさっと資料が舞った。