｢え？　だからぁ……。

待ち合わせ場所についたら
電話するってことに
なってるんだよ。

人多くてワケわかんなく
なるだろうからって｣




｢人が多い……？

待ち合わせ場所、どこなのよ？｣




｢渋谷のハチ公｣




それを聞いた里沙は、
今度は目を点にしちゃった。



そして一瞬の間のあと、



｢ハチ公っ!?　なんでよ!?｣




｢え？　だって〇×水族館
だったら、渋谷からバスで
でも行けるでしょ？

電車何回も乗り換えるの
大変だし……｣



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