☆☆☆☆☆




「――――げっ!!」




叫んだ時には、もう遅かった。





お気に入りのストラップを
つけた、あたしのピンクの携帯。




それが、狙いすました
ように水の……トイレの
中へ、落下していく。





「ウッ、ウソッ!!?」





叫んだのと、ポチャンと
軽い音がしたのが、ほぼ
同時だった。





「――――――!!!!!」





携帯が…………





携帯が、トイレに
落ちたぁぁぁぁっ!!!





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