その家は本当に小さな家だった。中に入ってみると、もうそこが突き当たりでそれ以上は進めなかった。天井は低く、僕はしゃがまなければいけなかった。電気というものが無いらしく、薄暗がりに目が慣れるまで少し時間がかかる。
「ウヒョ! さぁ着いた着いたよお。あれ? どこ見てんだい? ねぇねぇ」