「ウヒョ! なぁんだ、気付かないんだもんなぁ」
そこには、手の平ほどの大きさのフサフサとしたハムスターがいた。彼はその小さな体を懸命に伸ばし、くりくりとした目で僕を見つめていた。表情はとても平和的で、鼻先がピクピク動き、それに合わせてヒゲ(らしきもの、だろうか)も上下していた。