「どこへ行くか、だって? …坊や、その質問で本当にいいのかい? 君には聞くべきことが他にもあるはずだぜ」
「聞くべきこと…?」
彼はじっと僕を見つめる。僕は考えるけれど、さっぱり見当がつかない。