田舎での夜は早くて、夕方には晩御飯を食べていた。もちろん、眠りもその分早く訪れる。僕等を残して。僕と弟は、なかなか寝ようとはしなかった。長い休みのたびにしかやってこない田舎で、せっかくの夜を早く寝て済ますなんてもったいない。そんな時、おばあちゃんは言った。