「私はこうやって、残酷に人を殺すのが大好きなんだよ。たまらないんだよ。そしてあんたみたいに、新鮮な子供を食べれるなんてね。大丈夫だよ、あんたは私に食べられることによって人間界からは完全にあんたの存在が抹消される。つまり、あんたは最初からいなかったことになるってわけさ。誰も悲しみやしない」
僕は目を閉じる。ここは、僕が死ぬには広すぎる。そして僕は若すぎる。だけど誰も悲しまないなら…そして僕には名前すら無いんだ。失う物など、ないじゃないか。