僕は責任について思う。今までにそんなことを考えたことはなかった。だけど今は、考えないわけにはいかない。僕は大切な存在を取り戻さなくてはいけない。僕の名前はそこにある。
草のニオイが落ち着かせてくれる。僕はポケットから小さな箱を取り出す。今がその時だろう。箱を開けると、そこから真っ直ぐに光が伸びた。それは洞窟の奥の方へと続いていた。