試験を終えて絢乃と帰っている途中、出来なかった試験のことを紛らわすように別の話題を考えた。


『そーいえば、絢乃の隣にいた人かっこよくなかった?』


すると、さっきまで萎えてた絢乃がハイテンションで


『やばい!!!超かっけぇ!!!まじ、入学したらアドきこっかな〜♪』


絢乃はかなりのイケメン好き。
イケメンを見付けたらすぐに狙おうとする。


『でも…かっこよかったけど…何か、チャラそうじゃない?あたしは硬派じゃないと無理!』

『おとは本当に純粋だよね〜〜!たまには遊んでみたら?』

『いいの!あたしは硬派でー、サワヤカでー、身長180㎝以上でー…やっぱ優男でしょ!』

『そんな男いないよ実際〜。』


そんな話で盛り上がりながら帰った。