キーを受け取り、部屋に案内しますと言うのを軽く手を振って断り、エレベーターに乗り込んだ。自分の部屋は、6階の3号室(603号室)である。


部屋に入り、カギを掛けて暫くは窓の外を眺めていたが、その内に睡魔が襲ってきたので、ベッドにそのまま転がり込んだ。


電話で夜の7時に起こして貰うように頼んでから、静かに目を閉じた。


そして、先程までの事を思い出していると、何時の間にか眠っていた。