純粋な雪野をもう二度と手放したくなかった。

バーで小一時間飲んでから男は雪野にプロポーズした

「一生そばにいて僕を見ていてください」「はい雪野はうれしそうにうなずいた」

その年のクリスマス教会でひっそりと数人の友人を招いて式を挙げた。

新居にも移った。

真っ白な世田谷の高級住宅地の家だった。

それなりに男は収入がああった。

2年がすぎ、5年目の春が来た。

雪野が子供を身ごもった

産婦人科から会社に電話があった「あなた、私赤ちゃんができたの」

男は喜んだ、きっと雪野によくにた肌の白いかわいい女の子かな?それとも男の子なのか

「雪野、でかした」飛び上がってその日はさっさと家に帰った。

お祝いしなきゃいけないな。

「何が食べたい?」「おなかの子にもたくさん食べさせないとな」

早速二人は渋谷の焼肉屋に出向きたくさんの注文をした。

雪野はやはり二人分なのかとてもよく食べた。