夏のぎらぎら照りつける太陽に憎まれ口をたたきながら

男は、帰り自宅をしていた。

その日早く仕事が終わって赤提灯でも行こうかと思っていた。

そのとき携帯がなった「着ちゃった」声の主は雪野だった・・・・・

ふと前方をよくみるとブルーのノースリーブのシャツに身を任せて歩いている一人の女性が目にとまった大きなかばんを抱いている。

男はしゃにむになって駆け出した「雪野」「会いたかった」人目もはばからず二人は路上で抱き合った」


あれからの話を道すがら話ながら男の住むマンションまで歩いた。


お見合い話が合ったがどうしても男のことが忘れられず断ったこと、東京に住む決意をしたこと。

男は雪野の覚悟を見て取った。

マンションに帰ると雪野はキスを求めてきた。

あのときのキスを思い出していた。

「今日東京タワーの近くの夜景の見えるバーにでも行こうか?」

そう男は雪野を誘った「喜んで」雪野はそう答えた。