「帰ろうか・」「ええ」

帰り道しっかりと手を握り合って帰った。

また帰ったら執筆活動が待ってる。

がらっ戸をあけて帰ったことを告げた

奥から勢いよくいぬが走りだしてきた。

尻尾を千切れんばかりに振って・・・・

よしよし「雪野は犬の頭をしきりになでてる」尻目にして男は置くの書斎に肺って行った。

この4日で原稿を100枚書いた。

ペンが進む。

雪野のお陰で函館の情景がよくわかる。

夜になると蟹すきをやりだした。

蟹の香ばしいにおいがそこはかとにおってくる。

「おいしそうだね」「いただきます」[今日は疲れたでしょ」「たくさん召し上がれ」「じゃあ遠慮なく」

男は蟹を無言で食べだした

どうも蟹ってやつは無口にさせる・・・・・気まずい相手との職じに蟹を選ぶのがわかる気がした。

腹も膨らんで食卓から居間に場所を変えた。