電車に揺られて約1時間



まわりは自然に囲まれた田舎のなかに

わたしの通う大学がある




「くーうーーー!!!」



電車を降りると

後ろから呼ぶ声が聞こえた



振り返ると

田舎には似合わないほどのギャルが

手をふりながら歩いてきた




「愛架(あいか)!おはー♪」


愛架は大学生になって

一番にできた友達だ



二人とも

田舎に似合わない見た目に

大学生とも思えない見た目で

周りから浮いていたところ

似た者同士な感じで意気投合し

すっかり仲良くなったのだ