「ちゃうし!!!」
「空ほんま世話やける…」
わたしと愛架の声がかぶる
「仲良しやなあ☆
ほんなら俺練習行くわ」
そう言うとグランドへと走って行った
「あいつだれ?」
怪訝そうな顔で愛架が言う
「あ!あいつは…」
昨日愛架が帰ったあとに
家まで送ってもらったことを言う
「へーなんて名前?」
「あ!それがわからへんねん!
でも多分このメールの人やから
す…すい……?」
朝見たメールを見せる
『慧矢』の読みがわからず苦戦
「なんて読むんやろ?
すいやとか…?」
愛架もわからないようで
二人で考えるうちにチャイムが鳴った