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朝からハイテンションな音が鳴り響く



わたしは眠たい目をこすりながら

ふとんにうもれた携帯を探す





見つけだして携帯を開くと

画面には"啓太(けいた)"の二文字


付き合って1ヵ月の彼氏だ



「はぁ~」



ため息をつきながら電話にでる



「……」


「もし~?空(くう)?

今起きたやろ?(笑)」


「……今起きた…」


「寝起きの空の声かわいー♪

はよ起きて学校行きや!」



時計を見ると午前10時



「啓太よう起きれたなぁ…」



昨日の夜から啓太とその連れと遊んでいて

家に帰宅したのは朝の6時半だ




「だって空一人じゃ絶対起きひんやん?

空起こすんが俺の仕事♪」



見た目は怖そうなヤンキーのくせに

人懐っこくて世話好きの啓太



そんなギャップがたまらなく好きで

今日も朝から胸キュンしまくりだ



「助かった…ありがと☆」



そう言って電話を切ると

わたしはふとんから起きあがり

ゆっくりと用意をし始めた