「お風呂、先に入って下さい。」 バスタオルを彼に手渡す。 「え〜、…一緒に入ろうよ。」と悪戯な笑顔で私をからかう彼。 「それだけは勘弁して下さい。」 「仕方ない、今回は見逃してやるか」とぶつぶつ文句を言いながら風呂場に向かった彼の背中を見つめる。