屋上についたころ、
「あ、奏だ~♪」

「おお~美沙~。」

ちょうどいいところに奏と雅人君が合流してくる。

「じゃあね、美沙~またあとで。」

「バイバイ!美來~!」

雅人君と美來は手をつないで楽しそうに歩いて行った。

「さーてじゃあ食べますかっ!」

「そうだねっ♪」

「兄貴、明日すっごい美味しいアスパラのベーコン巻きを美沙が作ってくれるって!」

「そうなんだ~!楽しみだな。」

楽しみなんかにしないで~!!!!!!!!

「う…うん。ささっ早く食べよっ;」

「そうだな♪明日が本当楽しみだよな~!」

もう!寛樹の意地悪っ!

「「いただきまーす!」」

「どーぞー」


「お、焼き餃子じゃん!」

「あぁ~寛樹好きだったでしょ?いれておいた~!」

「うまっ!サイコー!」

こういう素直なところがいっぱいあればいいのに。

「あ、ちゃんと奏の好きな野菜炒め入れておいたよ♪」

「お!本当だ!嬉しいな~♪」

そう言って笑う。
この笑顔大好き。

寛樹がこっちを向いて何かつぶやいたような…。
ま、気のせいか。