ピピピピピ……



ん?



目覚ましの音??



「…ゆ……ちゃ……!」



なんか声が聞こえるような……。



えーと…この声は……。



確か…………。




「優ちゃん!!」



「…うわ!?」



目の前には少し怒った顔をした真奈がいた。




って、え…?



「真奈…?」



あたしは上半身だけを起こし、真奈を見つめた。



「優ちゃん何してんの!


今日は良太くんとデートじゃなかったのっ!」



“良太くん”…?