「…てかさ、アドレス教えてよ」



「…へ?」



予想外な良太くんの言葉に、あたしは目を見開いた。



「……あ、やっぱりダメ、かな…?」



「う、ううんっ!

ちょっとびっくりしただけ。
あたしも良太くんと交換したかったんだ!」



良太くんとアドレス交換なんて…



嬉しすぎてやばいって。




「…あのさ……
“良太”でいいよ。
俺も優って呼ぶし」



これは…神様からの贈り物?



だとしたら、神様に感謝しないと!



名前を呼び捨てなんて…ドキドキしすぎて呼べないって。