恋愛経験なんて、ブスなあたしにはあまりなかった。



だから、そこは可愛い真奈に負けても仕方ないでしょ…?



「…うちゃん……優ちゃん?」



「…えっあ、はい!」



良太くんに、隣からいきなり名前を呼ばれ、あたしの心臓はバクバクとうるさい。



いつの間にか10mぐらい先を歩いている真奈たち。



って、初っ端からあたしたち2人きり!?



マジ無理ってば…。



「もしかして、緊張してる?」