「…ゆ、優ちゃん、苦しいよ…」



真奈はホントに苦しそうにうめき声をあげた。



本人にバレてないのならよしとしよう。



「…優ちゃん早く準備してよー。あたしもう終わったんだから」



そう言って真奈は得意げに後ろにあるバックを指差した。



ピンクに黄色の水玉リボンが付けられているバック。



「…真奈、あんた気合い入りすぎ」



「だって、なんだかんだいって、秋也とデートするの初めてなんだもーん」



そう言いながら真奈は、幸せそうに頬を赤らめた。