「逃げるの?」


振り向いたすぐそこに
優夜がいた。


「僕がついてくよ。」


優夜はあたしから
ペットボトルを3本とり
左手で全てを持った。


あたしの空いた右手を
優夜は強く握る。


そのままあたし達は
水のみ場へ向かった。