しばらく待ってると、2人席が空き、涼太は私を奥側に座らせる。
そんな優しさが、私の涼太の大好きなところ。
「俺、なんか買ってくるよ。葭原はコーヒーだろ?」
…覚えててくれたんだ
今日は嬉しい事続きだな。
「ありがとね」
私がそういうと涼太は、じゃあちょっと待ってろ、って言ってレジに向かった。
なんか私達、はたから見ればカレカノみたい?でも私じゃ不釣り合い?
なんて思ってたら、涼太が戻ってきた。
「葭原確かアップルパイも好きだったよな?はい、これ。」
わーーー、アップルパイだ!
「やった!でも悪いよ…」
「いーから!……あ、じゃあ相談のって。」
相談?
「相談って?」