「今日涼太生徒会ないの?」

涼太は勉強もスポーツも出来るし、何よりシッカリしてるから、推薦で生徒会副委員長に選ばれた。

だから一緒に帰られるのも、限られたときしかなくて。


だから生徒会が無い日は、私にとって至福の時間。まぁ、一緒に帰るのは涼太のお母さんに危ないから必ず2人で帰りなさい、って言われたからなんだけどね…


「うん、今日は無い。でも明日からまたあるんだ。もう学園祭まで一ヶ月きっただろ?」

「…そっか……」



じゃあまたずっと一緒に帰れないのか…


「…葭原?どうかしたか?」


「え?!、あ…大丈夫!何でもないよ!それより今日のゴハン、何だろー?」


気付かれないように話題をそらす。