「ちょっと待って。 あのさぁ…いま返事もらわないと明日気まずいんだケド…」

あたしは本音を言ってしまった。


「あー。そうだな。」

忘れてたのかな…?
少し悲しかった。


「付き合う…?」

…?!

今、いま何て言った?
あたしは
喋れずにいた。


「…え?」


「付き合おっか。」


あたしの目には温かい涙が溢れていた。
その涙は
やがて頬へ伝った。

止まることのなぃ涙。
思わず喉を詰まらせた。


「おーい。どした?」

あまりの沈黙に、ゆうりが問いかけた。


「ほんとに…?」

あたしは精一杯の声を振り絞って言った。