ゆうりからはたまに電話が来たりした。


今日も久しぶりに電話が来た。


《チャララ~ン♪チャラチャララン~♪》


[よー。俺だけど。明日の時間割おしえてくんねぇ?]

なにげない会話。


それでもあたしは幸せだった。


好きな人と繋がっていられることが幸せだった。


あたしに向けられた笑顔は、忘れることなどできるはずなかった。

もっとずっと見ていたい。


もっとずっと近くにいたい。


お願いだから…


他の人のものになんて、ならないで…