『優…私大丈夫よ?
あなたの心の中に、百合さんがいたとしても…逃げない…』


『笑…ありがとう…』


『優…私運命信じるよ…この場所で優と出会ったのは運命なんだね。
百合さんが私にくれた運命なんだね…
今、百合さん私達の事みて笑ってるかな?』



『笑ってるよ…きっと…』


僕達は空を見上げた。

すると、一つの星が、ゆっくりと流れた。


その星は、ずっと流れる事がなかった星──…


その星は一番キラキラと輝いていた星──…


あの星は…百合の星だ。


《流れ星ってね、誰かの願いか叶う頃流れるんだって》



百合の星が…僕と笑が結ばれた瞬間…流れた。


百合?


百合の願い…叶えられた?



僕は残された人生、
隣の笑と過ごしていきます。


何があっても、
何が起こっても、

笑とずっと一緒に居ます──…


でも百合…僕は君との思い出…君の存在を忘れてたりしないからさ。


安心して…眠ってよ。


空の上から、


見守ってて…