百合は僕の太陽だ。
ずっと変わらない。

僕を照らしてくれている──…太陽なんだ。


僕はずっと外せなかった、百合とのペアリングを外した。

『俺…忘れてた…恋ってなにかって…百合はずっと俺の心に残る…でも…百合は過去の人だ…俺…はっきりしなくちゃね…』


『優…』


『俺…残りの人生…笑と過ごしたい。笑がいいなら…俺と一緒になって?俺、ずっと笑の隣で、笑の笑顔を見ていたい─…きっと百合は、この場所で、僕と笑を出会わせてくれたんだと思う…
笑…俺…笑が好きだよ…』


『優…嫌な訳ないじゃない…私…言わなかったけど、ずっと優の事好きだった…私…前から優の事知っていたの。事務所に大きな写真が飾ってあってね、すごく素敵な写真で、誰が撮っているんだろ─って思ってた。その写真を撮った人は、鈴木優って人だった。
だから名前聞いた時、本当は知ってたけど、知らないフリしたの…』



『笑…』


百合…僕は君が与えてくれた道を踏み外さないように、ゆっくりと前へと進んでいくよ。


この人と…共に──……