私はアキラが車を停めた隣に車を停めた。

アキラが私の車に向かってきている。

ドアが開いた。

「何してのー!お前はー」

アキラはすぐに激しい口づけをしてきた。

その後、きつく抱きしめてくれた。

その時に、友達が一緒なのにアキラは気づいた。

「ごめんね。3秒だけ目つぶってて。」

そう言うとまた熱い口づけをしてきてくれた。

3秒どころじゃない。

何十秒もの時間。

ーアキラ、好き。大好き。-

不安だった感情が嘘かのようだった。

アキラの温もり、今感じてる。

アキラの体に触れてるんだ。

「遠かったでしょ?」

「近かったよ。はい。これ。」

私はゼリーを渡した。

「今日逢わなきゃ意味なかったんだ。」

「行けなくてごめん。」

「いいよ。私がきたんだから。」

アキラはゼリーを食べてくれた。

「1ヶ月記念日おめでとう。」

「おめでとう。」

アキラは車に何かを取りに行った。

「沙理奈、良かったね!」

「うん。一緒にきてくれて、ありがとう。」

アキラが戻ってきた。

「はい。これ1ヶ月記念。」

アキラから、サプライズプレゼントを貰った。

ーやっぱ、アキラはアキラだったんだ。-

凄く嬉しかった。

15分ぐらい経ったのだろうか。

友達と私は、次の日も仕事だったので帰る事にした。

「沙理奈、ありがとうな。気をつけて帰るんだよ。」

そうして私達は来た道を戻った。

帰りの車、行く道のりになかった話題、笑い声がしていた。

「私、アキラの事、信じるね。」

「そうだね!アキラ君なら大丈夫だー。」

「ありがとう。」

帰り道は、恋愛の歌など聴いて、歌っていた。

家も近くなったころ、アキラから電話がかかってきた。

「もう着く頃かな?」

「起きてたの?」

「うん。心配だったから。彼氏として、あたり前。」

私が帰るまで心配して起きててくれたんだ。

ーありがとうー

私、逢いに行って良かった。

本当に良かった。

絆ができたような気がした1日だった。